昭和の名曲『木綿のハンカチーフ』から学ぶ美しい文章の書き方

意外とないこのパターン

1975年 昭和の名曲「木綿のハンカチーフ」
聞いたことがある方も多いでしょう。

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恋人よ、僕は旅立つ 東へと向かう列車で
はなやいだ街で君への贈り物
探す、探すつもりだ
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原曲は太田裕美さんですが
エレファントカシマシのボーカル
宮本浩次さんのカバーを聞いて
この曲は不思議な作りをしていることに気づきました。

男性と女性のかけあい、
デュエットになっているんです。
でも実施はデュエットではなく
一人で歌う歌ってめずらしい形ではないでしょうか。


ジャニーズのあの曲はちょっと例外

『青春アミーゴ』
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シー 俺達はいつでも2人で1つだった 地元じゃ負け知らず
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は、男性二人デュエットとこれも珍しい形ですが
ジャニーズのお二人のキャラと役柄があっての演出で
勝手に脳内ドラマが繰り広げられるということで
また別で論述の機会があれば。

 

難しそうな歌だけど歌詞の力で歌えちゃう?!

話を戻して、
男性になったり女性になったり、
歌うのも難しいと思いきや、 意外と感情移入できるのはやはり
歌詞の力だと思います。  

理由は3つ 

  • モチーフ
  • 時間の経過
  • 自分にもあてはめるエピソード

です

1モチーフの力

1つ目の「モチーフ」は二人の贈り物。

タイトルにもあるハンカチです。

その他、指輪、スーツ、ダイヤ、真珠、口紅と

華やかなアイテムが出てくるのですが

最終的に

素朴な田舎娘を象徴するような

「木綿のハンカチ」でも

ハンカチじゃなくて「ハンカチーフ」ってわざわざ言ってるところが

せつなさというか昭和さというか

ちょいオサレ感というかなんとも小洒落たことになっています。

2 時間の経過の力

2つ目の時間の経過は

1曲、わずか3分の中で半年が過ぎています。

これは季節がうつりゆく「ルビーの指輪」でもそうですが

人を抵抗なく、さりげなく、いつのまにか

タイムトリップさせています。

通常は、え?いつの間にそうなったの? という疑問が湧いたり

経過に気づけないまま歌ったり、

聞いている人はそのままそこにいたりするのですが、

全員一緒に半年ワープというものすごいテクニックです。

3 エピソードの力

3つ目の自分にもあてはまるエピソード。

これも不思議なことに、遠距離恋愛の経験が

あってもなくてもなんとなく

ああ、恋人の気持ちを置き去りにしたことあったな

なんて罪悪感を振り返るまたは

ああ、あいつもそうだったよななんて懐かしむのではないでしょうか。

美しい文章の書き方 まとめ

これら3つを自分が文章を書くときにあてはめるとすれば

1 なんらかのアイテムを全体を通して伏線のようにちりばめる
2 読者も一緒に時間の経過を追えるようにする
3 情景が思い浮かべるような描写

を心がけることで
読みながら一緒に時間旅行できるような
美しい文章が書けるようになると思います。

私も勉強中です。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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投稿者プロフィール

meibundou
meibundou想いを文字にする文章アドバイザー
実は私自身が「書けない」人でした。
学生時代の読書感想文は苦手で後回し、会社に入れば報告書が書けなくなって退社。起業すればこんな文章で誰が来るかと一喝される・・・。
そんな私が今はSNSだけで毎月5件以上の申込みをいただけるようになったノウハウをおしみなく放出し、みなさまが「書けた!の未来」を手に入れるまで全力伴走しています。
鈴木あい

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